
こんなお悩みを本記事では解消します。
・HSPが営業に向いていない理由
・HSPに向いている営業の種類
・HSPに向いているその他の仕事
この記事を書いている私はHSP気質・内向型の営業経験者です。

今回は「HSPは営業に向いているのかどうか」を実体験を元にお話します。
目次
HSPが営業に向いている理由

細かいところまで気がつくから
HSPの相手の気持ちを察し、細やかな気配りができることは営業でもいかせます。
お客様へ商品を提案する際に、些細なことでもこまめにフォローができる営業は、お客様から信頼してもらえるからです。
例えば、
・過去の何気ない会話からでたお客様の趣味などを覚えている
・打ち合わせ中にお客様が理解できていなそうな内容を見つけたら、後で電話やメール等でフォローする
という様な例があります。
細やかな対応ができることは営業では強みとなります。
傾聴力が高いから
HSPの傾聴力の高さは営業でいかせます。
HSPは相手の話をよく聞き、相手の感情や話の内容を深く理解できる方が多いです。
営業ではお客様が「本当に求めていることは何か」を理解することが大切です。
また、お客様の話を否定せずに共感しながら、上手に話を聞き出すことも必要です。
お客様も自分の悩みや本当に求めていることが、まだわかっていない場合が多いです。
営業はお客様の話をよく聞き、要望やニーズを把握する必要があるため、傾聴力が高いことは営業にいかせます。
地道に努力できるから
HSPの地道に目標に向かって努力できることは、営業にいかせます。
営業はノルマ達成をしなければならず、目標金額に向けて計画的にアクションを起こす必要があります。
例えば「ノルマ達成のためには、毎月●件の提案が必要。そのためには毎月何件のアポイントが必要。」
という様に日々のアクション件数を決めて、計画を実行していく必要があります。
毎日のアクションを成果に繋げることは、忍耐力や交渉力等も必要になるためHSPには苦手です。
HSPが営業に向いていない理由

お客様や社内関係者への交渉があるから
HSPは交渉が苦手です。
営業では、お客様や社内関係者への交渉や調整が必要な時があります。
大事な交渉の場面では、緊迫した雰囲気の中、毅然とした態度で臨む必要があります。
HSPはこういった緊迫した場面や相手との交渉を苦手としている方が多いです。
多くの関係者を巻き込みリードする必要があるから
HSPは複数の人を巻き込んで、案件をリードしていくことが苦手です。
営業の種類にもよりますが、例えば法人営業ではお客様担当者・お客様担当者の上司・他部門の担当者・他部門の担当者の上司など、多くの人からの要望を取りまとめたり、関係性を構築する必要がある時があります。
打ち合わせでは自分が主導で話を進めていかなければなりません。
HSPで人のサポートを得意とする方は多いと思いますが、関係メンバーを取りまとめて主導していくことを苦手する方は多いです。

プレゼン力が必要とされるから
HSPは人前でのプレゼンが苦手です。
ここでいうプレゼンとはお客様へ商品の提案をする場面を想定しています。
プレゼンをする人数は営業の種類や担当するお客様によりますが、少なければ1人、案件規模が多ければもっと人数は増えます。
人数が増えれば増える程、苦手と感じる方は多いと思いますが、人前に立って注目されながら商品の提案をすることが苦手な方が多いです。

HSPに向いている営業の種類

ルート営業
HSPはルート営業(既存顧客への営業)が向いています。
ルート営業とは、既存顧客への追加提案や購入後の製品フォローなどを担当する営業のことです。
飛び込み営業(新規営業)の場合は、不特定多数の初対面の方と関わる必要があるため、HSPには苦手です。
ルート営業の場合は長くお付き合いを頂いているお客様も多いため、少ない人数のお客様と長く関係性を築いていくことができるため、HSPには向いています。
売る製品が好き
HSPは自分が好きな製品を売ることに向いています。
HSPは誠実で嘘をつくのが苦手な方が多いため、自分が良さを納得できていない製品を売ることを苦手とします。
しかし営業では会社が指定する製品を売るため、時には自分が好きではない製品を売るときもあります。
自分が好きな製品を売る場合は、自分でも納得した上で自信を持ってお客様へ提案を進められるためHSPに向いています。
HSPに向いているその他の仕事

HSPに向いている、営業経験がいかせるその他の仕事をご紹介します。
営業事務
HSPに営業事務は向いています。
・見積書・契約書の作成
・顧客や取引先とのやり取り(メール・電話)
・受発注におけるシステム登録
営業に比べてお客様とのやり取りはメール中心となり、交渉やプレゼンの機会も減ります。
営業をサポートする仕事なので、案件をリードしてとりまとめる必要もありません。

HSPは営業事務に向いているのかについては【実体験】HSPは営業事務に向いている?向いている・向いていない理由を解説 で詳しく説明しているので、チェックして見てください。
好きな製品の技術職
HSPは自分が好きな製品の技術職に向いています。
HSPは自分の興味があることに対して、深く探求することができます。
営業経験を通して自分が好きな製品を見つけることができれば、技術職でその製品へ深く関わることができます。
まとめ:営業を続けるか迷ったら
ここまでHSPは営業に向いているのかどうか、下記をご紹介しました。
・HSPが営業に向いている理由
・HSPが営業に向いていない理由
・HSPに向いている営業の種類
・営業の経験がいかせるその他の仕事
HSPでこのまま営業を続けるべきが迷う人もいると思います。
そんな時は「自己分析」をしてみましょう。
・価値観(人生で大切にしたいこと)
・得意な仕事・苦手な仕事
・楽しい仕事・嫌な仕事
・これからやってみたい仕事
・理想の働き方(例:在宅勤務中心、残業が少ない仕事)
自己分析をしてみることで、今後どんな働き方がしたいかが見えてきます。
HSPの特徴で営業にいかせるところはあるものの、私は営業は自分には向いていないと思いました。
皆さんももし現状を変えたいと思ったら、少しずつ動き出してみましょう。